会長挨拶

一般社団法人島根県臨床工学技士会
会長 錦織 伸司
(島根県立中央病院)

このたび、一般社団法人島根県臨床工学技士会の8代目の会長を拝命いたしました、島根県立中央病院の錦織伸司です。

 島根県臨床工学技士会は、任意団体として平成4年(1992年)1月19日に42名の臨床工学技士で設立されました。その後20年経過した平成24年(2012年)1月22日に一般社団法人島根県臨床工学技士会となり、任意団体設立から32年が経過した現在では会員数も177名となりました。これも先代の会長をはじめ、役員、会員の皆様のご努力の賜物と敬意を表します。

 近年、医師の働き方改革に伴うタスクシフト・シェアにおいて臨床工学技士は注目を浴びており、多くの施設で臨床工学技士は必要とされる医療職種となっております。しかし、臨床工学技士を取り巻く環境は依然厳しいものがあります。それは、臨床工学技士の認知度がまだまだ低いこと、給与や手当、待遇に関すること、診療報酬点数に関わることなど多くの問題を抱えております。

 また、コロナ禍以来、臨床工学技士はもとより医療従事者を志望する人が減少しています。臨床工学技士の魅力を小学・中学・高校生に伝え、将来の臨床工学技士を増やしていくのも我々技士会の役割です。

これらの問題に立ち向かっていくためにも会員の皆様の協力が重要になってきます。誰かがやってくれるのではなく、自分がなんとかしてやろうという気持ちで技士会に対してぜひ活発なご意見をいただけると幸いです。結果、それが患者さんに有益をもたらすことになります。ぜひ皆様で協力して日本一の臨床工学技士会を創っていきましょう。

 

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